原生林の七座山
霧の山、風水のパワースポット、伝説、信仰…、
様々な顔を持つ神秘の山です。
【自然】七座山(ななくらさん) Mt.Nanakura-San
-1024x768.jpg)
ドラマチックな朝霧
米代川にぐるりと囲まれた七座山は霧が多発する山。
日が昇につれて、山から雪崩のように一気に流れ落ちる霧は、見る人を驚かせる光景です。
視界360度の展望台 A
展望台からは四方を見渡すことができ、蛇行する米代川や周囲の街並みを眺めることができます。

七つの峰
①松座 159.1m
②大座 163.6m
➂三本杉座 153.7m
④芝座 173.1m
⑤蓑座 192.4m
⑥烏帽子座 229.6m
⑦権現座 287.4m
信仰の山
法華の岩屋 B
蜂の巣状のくぼみが無数にある巨大な岸壁。昔は修験者の修行の場であったと言われている。

権現様 C
天案元年(857)に慈覚大師によって彫られたといわれる獅子頭が、巨岩の下に祀られている。


巨樹巨木の森
江戸時代から木の伐採が禁じられていたため、人の手が入らない原生林の山になっています。杉の木も広葉樹も、すべてが圧倒的な巨樹巨木の森です。
人気の軽登山
標高287mと手軽に登れます。車道からすぐにアクセスできるトレッキングコースも多数作られています。

八郎太郎伝説
十和田湖、八郎潟、田沢湖の3つの湖を繋ぐ伝説の主は、龍の姿になってしまった八郎太郎。
十和田湖から米代川をくだってきた太郎は、きみまち阪と七座山の間をせき止めて湖を造り、一時期ここに住み着きました。きみまち阪と七座山、二つの岩山を割るように流れる米代川を見ると、思わずうなずいてしまうようなお話です。
※少し上流の鷹巣地区からは水底に沈んだ家屋の遺跡が数ヶ所から見つかっていて、一時期ここが湖であったのは歴史的な事実だったのです。

風水のパワースポット
七つの峰が連なり、起伏に富む山脈は、風水では「活龍」と呼ばれ非常に貴ばれます。龍が川の水を飲みにきているような形は「蛇形(だけい)」と呼ばれる吉形です。
確かに上の図面、竜が右下のほうに首を伸ばして、米代川の水を飲みに来ているように見えます。